きざきの雑記

図書館と音大を往復する生活

ブログはじめました

 

私も二十歳の大台に乗るにあたり、いよいよブログを始める時が来た。今どき一人前の大人となるためにはブログ開設というのは避けては通れない道らしい。ブログを開設してはみたものの、何をどのように記せばよいのだか一向に検討がつかない。我が名字と組み合わせたときの語感の小気味よさだけを考えて雑記ブログとしたが、そもそも雑記ブログとは何なのか。考えられる定義としては、

 

①雑に記すブログ

②雑多な事柄を記すブログ

③雑多な事柄を雑に記すブログ

 

恐らくこの3つのいずれかだろう。一般的には②の意味で広く用いられているように感じなくもないが、特に厳密な定義が存在するわけでもないようなのでここでは③を採用してみたいと思う。

 

雑記ブログの定義をやや勝手な形で定めたことにより、このブログの方向性もあらかた決まったことになる。私自身「雑多な事柄を雑に記すぞ!」と早くも意気込んでいるわけであるが、ここでひとつ注意喚起をしておかねばならない。私は現時点でパソコン初心者、ネット初心者、そして言うまでもなくブログ初心者であるからして、そもそもブログの構造というものを1ミリも理解していない。自ら調べて勉強しようなどという気概ももちろんない。そのためこのブログは全般的に我流にならざるを得ない。ここまで読んでみて気づいただろうが、文章の読みやすさにおける読者への配慮などというものは一切ない。というか、その技術がない。

 

そんな私もひとつだけ調べたことがある。すなわち、一番初めの記事には何を書けばいいのか。さすが世のブロガーたちの回答は的確である。ずばり、自分の紹介を書くといいのだそうだ。しかしネット初心者の私はここで一抹の不安を覚える。ネットって危険なんじゃなかろうか。小中高とネットの危険性について散々言い聞かされてきた私は、どこがどう危険なのかよくわからないままとにかく「ネットは危険」という認識を崩すことなく生きてきた。そんな危険な場所にプロフィールを書けというのか。とはいえ私も薄々勘づいてはいる。要は身元が特定されない程度に当り障りのない自己紹介をしろということなのだろう。ということで当り障りのない自己紹介をします。

 

好きな食べ物

自己紹介といえば、まずは好きな食べ物である。そもそも私には嫌いな食べ物がほとんどないので言ってしまえば全部好きということになるのだが、この機会に特に好きな食べ物をランキングにしてみたいと思う。

 

第5位 伊達巻

お正月のおせちに入っている黄色くてほんのり甘いやつである。口に入れた瞬間のあの幸福感、さすが重箱の一隅を占めているだけある。そしてなにより形が素敵だ。お正月シーズンにしか販売されないことが残念でならない。

 

第4位 らっきょう

定期的に一袋購入してはひたすら貪っている。かつて家に遊びに行くたびにらっきょうを食べさせてくれたおばあちゃんを思い出す懐かしの味わい。

 

第3位 うに

初めて食べた日本人の勇気と栄誉を称えたい。高いのですし屋に行っても食べないことのほうが多いが、いつかお金持ちになって浴びるほど食べるのが夢である。

 

第2位 牛ハラミ

うまい。

 

第1位 梅水晶

言わずと知れた居酒屋の定番スピードメニュー。この料理を考案した人は天才か、と食べるたびに思う。おそらく当人も自分が天才であることを自覚した上で名付けたのだろう、いささか調子に乗ったネーミングではある。

 

以上、私の特に好きな食べ物5選とその雑な説明でした。では次、趣味と特技です。

 

趣味と特技

まず趣味だが、これといったものがない。趣味を聞かれてさらさら答えられる人を心底尊敬する。もちろん読書は好きだし、映画も日本人の平均よりは見ていることだろう。美術館にも行くし、オセロは毎日オンライン対戦している。しかしどれも趣味といえるほどのめりこんでいない。太宰も芥川も、漱石でさえ中途半端に読み残し、映画も月5本がやっとで新作のチェックすらままならない。美術館に行くといったって毎回ただの思いつきで、企画展の情報を調べる中で初めて画家の名前を知るというレベルである。オセロに関しては自分でもなんだよそれという感じだ。のめりこみたい。切実に。

 

特技は、辛うじてある。というか私は音楽大学に通っているので、一応楽器が吹ける。ただここではそれが特技として成り立ったとしても、音大生に囲まれた状態ではそれが特技としての意味を完全に失ってしまうという問題がある。たとえば演奏会後の打ち上げの席。オケの本番なんかだとそこで初めて話す人もいる。自己紹介をする流れになり、特技を訊かれる。わたしは答える。楽器が吹けます。自然に会話は終了し、相手はそっと席を移るだろう。だから私は特技もほしい。宴会で驚かれる、そして話がはずむ、なおかつ頑張らなくても習得できる特技が欲しい。切実に。

 

以上、これが私の趣味及び特技である。当り障りのない自己紹介ってこんなところだろうか。しかし文章を書くのって疲れますね、初めてにしては頑張った。ということで今日はこのへんでおわります。

 

追伸

前半の「であるからして」の部分にうっすら下線が引いてあったのでクリックしたらカラシの解説ページにとばされました。